被爆犠牲者の写真や地図を手に核廃絶への思いを語る被団協の木戸季市事務局長=12日午後3時10分、岐阜市柳ケ瀬通、ホテルグランヴェール岐山

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞に決まって一夜明けた12日、被団協の事務局長を務める木戸季市(すえいち)さん(84)=岐阜市下西郷=が同市内で会見した。核兵器禁止条約締約国会議での演説などを通し、核廃絶の運動を続けてきた木戸さんは「核兵器は何もつくり出さない絶対悪の兵器。人類を守るための全ての人の課題」と力を込めた。

 会見の冒頭で支援団体の関係者から花束を受け取ると、笑みを浮かべ喜んだ木戸さん。会見では、...