6年間使ってきたアベマキ材の学習机の製造過程を学ぶ6年生=美濃加茂市山之上町、山之上小学校

 岐阜県美濃加茂市に自生する広葉樹アベマキを学習机の天板に活用している山之上小学校(同市山之上町)で21日、オンラインによる製造工場の見学が行われ、6年生が6年間使ってきた学習机について理解を深めた。

 同市は、里山整備や地域材の循環の仕組みを学んでもらおうと、学習机にアベマキ材を活用するプロジェクトを2014年度から同小で続けている。毎年6年生が新1年生用の机を作るため、天板磨きや脚の取り付けに取り組んでいる。本年度から同プロジェクトに、伊深小と三和小が新たに加わることになった。

 今回、山之上小では、アベマキ材の製造過程を知ってもらおうと、製材業の丸七ヒダ川ウッド(七宗町中麻生)と同小をオンラインでつなぎ、6年生25人が製材や乾燥を見学。工場にいる神戸友弘専務や同小を訪れた市職員らが、児童の疑問や質問に応じた。

 アベマキ材は硬くて重く水分量が多いため、1年間天然乾燥させ、反りや割れを確認して修正する必要があるという。アベマキ材の加工での注意点の質問に「切断に時間をかける」「机の脚の取り付けでは、事前にネジ穴を開ける。直接ネジで止めようとしたらネジが折れたこともある」と答えた。