噴気が上がる御嶽山=2021年11月(本社契約ヘリより)

 気象庁は23日、岐阜県と長野県にまたがる御嶽山(3067メートル)の火口周辺の噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意する」から、2の「火口周辺規制」に引き上げた。御嶽山が噴火警戒レベル2になるのは2017年8月以来。警戒レベルを引き上げるのは14年9月の噴火以来という。

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 気象庁は、御嶽山では火山活動が高まっており、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとしている。最高峰である剣ケ峰の南西斜面にある火口から約1キロの範囲で20~30センチほどの噴石が飛来する恐れがあるとして、地元自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼び掛けている。

 気象庁によると、23日午後2時15分ごろから、マグマの動きなどで発生する火山性地震の増加を確認。約5分後に火山性微動とともに、長野県側にある地獄谷が隆起する変化を山頂にある傾斜計が観測した。地震は1時間当たり最大約80回確認されたが、いずれも体に感じないほどの微小な地震だという。

 気象庁の担当者は「現在、市街地への影響はないとみられる」とした上で、岐阜県下呂市などに対し、注意喚起した。同市は防災用メールなどで市民らに警戒を呼び掛けた。

 御嶽山は14年9月27日に噴火し、58人が死亡、5人が行方不明となっている。