県内で起きた過去の災害や防災への備えを紹介する特別展=関市小屋名、県博物館

 岐阜県内の過去の災害から防災について考える企画展「今日から防災!-過去を知り、未来へ備えよう-」(県博物館、岐阜新聞社 岐阜放送主催)が8日、関市小屋名の県博物館で始まった。12月12日まで。近年多発する大雨をはじめ、火山噴火、地震のメカニズムや過去の大規模災害を分かりやすく解説し、減災への取り組みや必要な備えを紹介している。

 同館が年2回開く特別展として企画。東日本大震災の被災物や、昨年7月の豪雨で倒れた大湫神明神社(瑞浪市大湫町)の大杉の枝、2014年の御嶽山噴火で登山道に落ちた噴石など約110点を展示している。

 会場では、航空機に取り付け、電磁波で地形を観測する機器や、岩盤のわずかな力を観測する地中の装置など先端技術を使った観測機器や最新の研究を紹介。地震による液状化現象で砂が地表に噴き出た「噴砂」の状態をとらえた断層の標本など貴重な資料も並んでいる。

 7日夜には東京都や埼玉県で震度5強を観測した地震が発生したばかり。来場者は展示物などに見入り、防災意識を新たにしていた。