2001年から東海道・山陽新幹線の線路の安全を守り、老朽化のため今月末で引退するJR東海の点検車両「ドクターイエロー」(T4編成)が29日、上り区間で最後の検測走行を実施した。
10日に1回、東京―博多間を走り、レールのゆがみや架線の摩耗を検査・測定するのが役割。700系を母体としたT4は、JR西日本のT5編成と交互にデータを収集してきた。珍しさや黄色い外観の華やかさから「見ると幸せになる」と人気を集めた。
ラストランとなったT4は午後4時過ぎ、安八郡安八町の旧三洋電機の太陽光発電施設「ソーラーアーク」前に現れた。...