観光車両の進入の自主規制を知らせるために設置された看板=1月25日、大野郡白川村荻町
観光客で埋め尽くされる歩道橋=1月25日、大野郡白川村荻町、であい橋
集落への車両進入を防ぐため、村営駐車場へ誘導する看板(左上)=大野郡白川村荻町

 世界遺産の合掌造り集落がインバウンド(訪日客)でにぎわう大野郡白川村荻町は、日本で珍しい「人が暮らす世界遺産」でもある。村は「オーバーツーリズム(観光公害)」という言葉が知られる前から暮らしと観光の両立について話し合い、試行錯誤を繰り返してきた。コロナ禍が落ち着き、訪日客が戻ってきたことで交通渋滞やマナー問題が再燃。...