【ニューヨーク共同】全米屈指の有名私立大、ハーバード大は21日、学生らの取り締まり強化の指示に従わなかったとしてトランプ政権が約23億ドル(約3200億円)の補助金や契約を凍結したのは違法だとして、東部マサチューセッツ州の連邦地裁に差し止めを求め提訴した。ガーバー学長は「大学を守る」と徹底抗戦する構えを示した。
大学は声明で、補助金凍結に加え、非課税資格の撤回などが実施されれば、がんや感染症の研究に悪影響が出る恐れがあると懸念。反ユダヤ主義とされる差別的な言動への対策を進めていくとした上で、政権は「われわれが誰を採用し、何を教えるかをコントロールすることを目的としている」と批判した。