沖縄県の久米島近海で絶滅危惧種のジュゴンが見つかっていたことが、1日分かった。ダイビング中の人が4月29日に見つけた。研究者によると、県内での個体の確認は、2019年に今帰仁村で死骸が見つかって以来。今回のジュゴンは、体の傷などから、3月に台湾で確認された個体と同じ可能性が高いという。
ダイビングインストラクターの紙治美さんによると、4月29日午前10時過ぎ、久米島近海の水深5メートル付近で、約10メートル先にいるジュゴンを目撃した。「優雅に泳ぎ、体が丸みを帯びていた。思いもしない出合いで衝撃だった」と話した。一緒にいたダイビング客が動画や写真を撮影した。