埼玉県川口市とJR東日本の協定締結式。左は奥ノ木信夫市長=24日午後、埼玉県川口市

 埼玉県川口市とJR東日本は24日、JR川口駅の上野東京ライン停車に向け、協定を締結した。交通の利便性向上や混雑緩和が狙いで、2037年以降の停車実現を目指す。ホームや周辺店舗の新設などで、総事業費は400億円規模を見込んでいる。

 川口駅は現在、上野東京ラインの線路は通っているものの通過駅となっている。協定では事業費の負担内訳について、ホーム新設や自由通路の整備費は市、店舗の整備費はJR東がそれぞれ負担することで合意した。

 川口市で行われた協定締結式で、奥ノ木信夫市長は「関係人口の拡大を図り、都市間競争を勝ち抜くため、上野東京ラインの停車を起爆剤としたい」と述べた。