記者会見する拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(右端)ら=4月30日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】北朝鮮による拉致問題の解決へ米国に協力を要請するため訪米した被害者家族会は4月30日、ワシントンで記者会見し、トランプ政権下での進展に期待を示した。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(56)は、第1次政権で帰国実現を目指すとしたトランプ大統領の言葉を「今も信じている」と語った。

 第2次トランプ政権になって初訪米した拓也さんらは30日、国家安全保障会議のウォン大統領筆頭副補佐官や元駐日大使のハガティ上院議員らと面会し「残された時間は少ない」と訴えた。

 拓也さんは「日朝両国が明るい未来を描けることが大事だと米側に伝えた」と説明した。