記者会見する桜井よしこ氏=24日午前、国会

 ジャーナリストの桜井よしこ氏は24日、5月3日の憲法記念日を前に国会内で記者会見し、石破茂首相の憲法改正に臨む姿勢が消極的だと批判した。「やらねばならないと言うが、陣容を見ても、そのような体制になっておらず残念だ。強い信念を持って推進しているとは見受けられない」と述べた。桜井氏は保守の論客で、生前の安倍晋三元首相とも親交が深かった。

 一方、自民党は改憲実現本部の会合を党本部で開いた。改憲機運を高めるために、全国各地で集会を積極的に開く方針を確認した。古屋圭司本部長は「国民世論の啓発が重要だ。改憲原案の取りまとめに向けて、全力で背中を押していきたい」と語った。