【ワシントン共同】トランプ米大統領は24日、交流サイト(SNS)で全米屈指の有名私立大、ハーバード大を「極左の機関」と呼び「民主主義に対する脅威だ」と罵倒した。政権の意向に沿わない大学への攻撃姿勢を強めており、教育界で懸念が拡大している。
ハーバード大などで「リベラルの狂信者が教室に出入りし、偽りの怒りと憎しみをまき散らしている」とも書き込んだ。
トランプ氏はパレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、イスラエルに抗議する学生デモを反ユダヤ主義と問題視。大学に対し、デモの取り締まり強化を要求したが、ハーバード大は「大学の自治侵害だ」として拒否した。
政権はハーバード大が指示に従わなかったことを受け、補助金や契約を凍結。ハーバード大は政権の対応は違法だとして提訴した。トランプ氏は投稿で、ハーバード大の弁護士について「優秀ではない」と非難した。