国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取したとして、名古屋地検は25日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の罪で、元日本司法書士会連合会副会長の野崎史生司法書士(57)=名古屋市名東区=を在宅起訴した。
起訴状によると、2020年8月、給付要件を満たさないのに業務委託契約書を偽造するなどして虚偽の申請をし、100万円をだまし取ったとしている。愛知県警が今年2月に書類送検していた。
連合会によると、野崎被告は23年6月から副会長を務めていたが、今年2月に「連合会事業に関与することがなく、職務を果たしているとは言えない」として辞任した。