初の綱とりに挑む夏場所に向け、意気込みを語る大関大の里=30日、東京・両国国技館

 大相撲夏場所(5月11日初日・両国国技館)で初の綱とりに挑む大関大の里が30日、東京・両国国技館で記者会見し「深く考え過ぎず、いつも通り。考え過ぎると足をすくわれる。棚からぼた餅ではないが、降ってくるものだと思って頑張りたい」と心境を語った。

 最後の日本出身横綱である師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)には「強い人がなれるのが大関。横綱はそう簡単になれるものではない」と説かれている。現役最多に並ぶ3度の優勝を遂げている24歳の横綱候補は「ふとした瞬間に、その言葉は思い出す。しっかり稽古して、追求していく」と意気込んだ。

 過去2度の優勝翌場所は、いずれも9勝止まりだった。