厚生労働省は30日、公園や河川敷で生活するホームレスの人が今年1月時点で2591人となり、調査を始めた2003年以降で最少を更新したと発表した。前年より229人減少。自治体による生活支援事業の効果が出ていると分析している。
自治体の職員が目視で確認。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県の7市町は調査しなかった。内訳は男性2346人、女性163人。性別を見分けられなかった人は82人だった。
都道府県別では大阪の763人が最多。東京565人、神奈川366人と続いた。東京23区と政令指定都市で全体の8割の2072人に上った。