埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は30日、不明の70代男性運転手がいるとみられる破損した下水道管内の確認作業に5月1日にも着手すると明らかにした。消防や警察が管の内部に入り、有毒な硫化水素やがれきの状況を調べ、安全が確認できれば中断していた捜索活動を再開する方針。管の中に人が入って捜索するのは事故後初めて。
陥没事故は1月28日に発生。県は当初、重機を穴へ投入して捜索する方法を試みたが、流入する大量の下水に阻まれ難航。2月9日に捜索活動を一時的に中断し、下水対策工事を優先する方針に切り替えた。
トラックの運転席部分は下水道管内に残されたまま。