【モスクワ共同】ロシアのミシュスチン首相と北朝鮮の朴泰成首相は30日、ロ朝国境を流れる豆満江に架かる自動車橋の着工式をビデオ会議形式で行った。ロシア国営テレビが式典の様子を報じた。川を隔てたロ朝国境には鉄道橋はあるが自動車橋はこれまでなかった。建設期間は1年半を予定している。

 ミシュスチン氏は式典で、ロ朝首脳が昨年に調印した包括的戦略パートナーシップ条約は「相互に利益となるプロジェクトを推進する条件を整備した」と指摘。「新たな橋はロシアと北朝鮮の善隣関係の堅固な象徴となる」と強調した。

 タス通信によると、橋は全長4・7キロで、幅は相互1車線ずつの7メートルとなる。