JR東日本が30日発表した2025年3月期連結決算は、純利益が前期比14・2%増の2242億円となった。インバウンド(訪日客)需要を背景に、新幹線を中心として鉄道利用が堅調だった。駅構内の店舗やホテルの売り上げも増加した。売上高は5・8%増の2兆8875億円だった。
新型コロナウイルス禍を経て23年3月期に黒字転換しており、その後は2年連続で増益を確保した。25年3月期は主力の運輸を中心に好調が続き、営業利益は9・2%増となった。全ての事業で増収増益だった。
東京都内で記者会見した伊藤敦子常務は、26年3月期の見通しについて「売上高で過去最高を目指す」と述べた。