【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)統計局は30日、ユーロ圏の2025年1〜3月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)暫定速報値が前期比0・4%増になったと発表した。伸び率は24年10〜12月期の0・2%増から拡大した。拡大は2四半期ぶり。
ただ、EUの最大の輸出相手である米国でトランプ政権が高関税政策を推し進めており、先行きの不透明感は強い。
ユーロ圏経済をけん引するドイツが0・2%増と、2四半期ぶりのプラス成長に転じた。前期は0・2%減だった。フランスは0・1%増、イタリアは0・3%増といずれも前期より改善した。