【エルサレム共同】国連人権高等弁務官事務所は29日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで住民の避難先への攻撃を続けていると批判した。軍がガザ攻撃を再開した3月18日から4月27日にかけ、避難テントに99件、住宅に259件の攻撃があったと指摘。ほとんどの攻撃で女性や子どもを含む犠牲者が出たとしている。
ターク人権高等弁務官は声明で「民間人への意図的な攻撃は戦争犯罪に当たる」とし、イスラエルに調査を求めた。23年10月の戦闘開始以降、ガザでは多数の住民が簡易なテントで避難先を転々とし、攻撃再開後は住民約40万人が避難を強いられている。