4月の国内新車販売台数は前年同月比10・5%増の34万2876台だった。増加は4カ月連続。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日発表した。認証不正問題でダイハツ工業の販売が落ち込んだ前年の反動で増えた。
軽自動車は22・4%増の12万5812台と大幅に伸びた。うちダイハツは約2・4倍の3万9773台だった。スズキは0・8%増の4万5956台となった。
軽自動車を除く自動車(登録車)は4・6%増の21万7064台だった。ブランド別の首位はトヨタ自動車で11・1%増の11万881台だった。「ルーミー」など小型車が寄与した。日産自動車は21・6%減の1万4827台と大きく減らした。新型車の投入が進んでいないことが重荷となった。
トランプ米政権の関税政策で景気の先行き不透明感は強まっているが、自販連の担当者は「新車販売に具体的な影響はまだ出ていないようだ」と話した。