気象庁は1日、4月の天候まとめを発表した。北日本は低気圧の影響で曇りや雨の日が多く、日本海側の日照時間は平年の69%と1946年の統計開始以降で4月として最も少なく、太平洋側も78%で1位タイの少なさだった。暖かい空気が流れ込みやすかったため気温は北―西日本で高かった一方、沖縄・奄美は寒気の影響で低かった。

 気象庁によると、全国的に天気は数日の周期で変わったが、北日本は中旬に低気圧が付近をゆっくりと通過したことなどから降水量がかなり多く、北海道では4月として記録的な大雨となった所があった。

 西日本は高気圧に覆われやすかったため降水量はかなり少なく、日照時間は多かった。