二所ノ関一門の連合稽古で相撲を取る琴桜(手前右)=千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋

 大相撲夏場所(11日初日・両国国技館)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が1日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で行われ、大関琴桜が幕内の王鵬や阿炎らと15番連続で取り、14勝1敗と存在感を示した。先場所覇者で初の綱とりに挑む大関大の里は体調不良のため欠席した。

 琴桜はこの日から相撲を取る稽古を再開。5人を次々と指名し、攻め込まれた場面でも粘り強さを発揮した。「春巡業でもやっていたし、それほど間隔が空いたわけではない。しっかりできたかなと思う」と充実の表情で語った。今後は出稽古も視野に入れて、休みなく調整を進める構えで「お相撲さんには、ゴールデンウイークも何もない」と冗談めかした。