2日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比1円50銭円安ドル高の1ドル=145円86〜87銭。ユーロは1円26銭円安ユーロ高の1ユーロ=164円54〜60銭。

 日銀は1日までに開いた金融政策決定会合で政策金利を据え置いた。早期の追加利上げが遠のき、日米金利差が開いたままになるとの見方から、円を売ってドルを買う動きにつながった。

 2回目の閣僚協議が行われた日米関税交渉について、市場関係者は「交渉が進展するとの期待感から比較的安全な資産とされる円が売られやすい」と話した。