富山県高岡市消防団は2日、分団の会計口座から約545万円を着服したとして、60代の男性団員を懲戒免職処分にした。男性は「借金返済と生活費に使った」と説明し、4月中に全額弁済したという。
消防団によると、男性は所属分団の会計を担当していた2019年1月〜今年3月に計60回以上、必要経費を上回る金額を引き出し、差額を着服するなどしていた。
今年4月から会計担当になった別の団員が帳簿と通帳の残高が合わないのに気付いて発覚した。
消防団の金森一郎団長は「団員に対する信頼を損なうもので心よりおわび申し上げる。服務規律の順守と再発防止策を徹底し、信頼回復に努める」とのコメントを出した。