JA全農が扱う備蓄米の出荷状況

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は2日、落札した政府備蓄米約19万9千トンのうち、1日時点で29%(約5万7千トン)を卸売業者に出荷したと発表した。4月24日時点では24%で、その時よりも1万トン増えた。放出開始から1カ月半が経過したが、迅速な流通が課題になっている。

 備蓄米を巡っては、1回目と2回目の入札で計21万2千トンが放出されることになった。うち約94%をJA全農が落札した。農林水産省によると、4月13日時点で小売店や外食事業者に流通したのは、放出量の1・97%にとどまった。