果物大手のドールが売り出したバナナ炭

 果物大手ドール(東京)は、皮の傷や形が販売規格に合わず廃棄されるバナナを炭に加工した「バナナ炭」を数量限定で売り出した。原形をそのまま残したユニークな見た目に加え、一般的な木炭より軽く、火をおこしやすいのが特徴という。本格的なキャンプシーズンに向け、バーベキュー(BBQ)での利用を期待している。フリマアプリのメルカリで販売し、価格は1箱2キロ入りで3300円(送料込み)。

 ドールの農園では、バナナの年間生産量の約4%に当たる2万トン程度を捨てており、食品ロス削減につなげる狙いがある。主産地のフィリピンで、廃棄バナナを炭にして土壌改良に活用する習慣に着想を得た。