立憲民主党の野田佳彦代表は2日の記者会見で、今国会での内閣不信任決議案提出を巡り、他の野党をけん制した。「必ず賛成してくれるのか。自分たちもよく考えてほしい」と述べた。提出は、米政権との関税交渉や年金制度改革法案が早期に提出されるかどうかなどを踏まえ「総合的に判断する」と重ねて主張した。

 不信任案を巡っては日本維新の会の前原誠司共同代表が「出さなければ、立民は野党第1党の責任を果たしたとは言えない」と指摘したほか、国民民主党の玉木雄一郎代表は「トリガー(引き金)を持っているのは野田氏だ」と言及している。ただ、ともに賛否は明らかにしていない。