大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は2日、会場シンボルの大屋根リングについて、閉幕後に一部を保存する方針で関係機関と合意した。協議のため大阪市で開かれた会合に出席後、横山英幸市長が記者団に明らかにした。協会は6月の理事会で正式決定する見通し。当初は解体して更地に戻す予定だったが、転換する。
大阪府市は会場の跡地活用策を公募し、民間事業者による2案を優秀提案として採用。1周2キロのリングについて、200メートル程度を残してモニュメントとして活用する案と、部材として活用する案が盛り込まれた。