岐阜県内の美術家が参加する恒例の芸術祭「第19回岐阜アートフォーラム」が4日、岐阜市大門町の上宮寺で始まる。20~70代の作家25人が平面、立体、映像作品を披露するほか、ステージやワークショップも行う。11日まで。
回答者全員にクオカード500円プレゼント!アンケート実施中!同寺住職で美術家の小笠原宣さん(72)が中心となり2006年から開催。今回のテーマは昨年に続き、ガラス容器で植物を栽培する「テラリウム」になぞらえた「お寺リウム」。寺の空間を意識した作品を本堂や庭園に展示する。
メインビジュアルとなるのは、寺の正面にある大イチョウを囲む巨大なドーナツ。岐阜市のアーティスト桜木須々美さん(30)が「自然の循環や季節の巡り、輪廻(りんね)をイメージした」と、彫刻家衣笠文彦さん(70)や出品作家らと半年ほどをかけて制作した。小笠原さんは「新鋭から現在活躍する作家まで、多様な作品が一堂にそろった」と来場を呼びかける。
4、5、10日にはアクセサリー作りや書作のワークショップが開かれる。また、語り部の火風水さんと書家の瑛泉さんによるコラボステージが10日午後7時から行われる。観覧は2千円。