JR新大阪駅で新幹線に乗り込む人たち=3日午前
 東海道新幹線

 ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休初日となった3日、旅行や帰省のラッシュが本格化し、各交通機関は混雑のピークを迎えた。新幹線の指定席は相次いで埋まり、航空各社の国内線も満席の便が続出。駅や空港は利用客であふれ、高速道路では長い渋滞が発生すると見込まれる。

 JR旅客各社によると、3日は東海道新幹線の東京発のぞみの指定席が午前中ほぼ満席に。東北、上越、北陸の各新幹線も始発から昼過ぎまで座席がおおむね埋まった。全日空と日航によると、羽田から各地へ向かう国内線の便で空席が少なくなっている。

 高速道路各社によると、3日は下りが最も混み合い、5日がUターンラッシュのピークとなる見込みだ。

 JR東京駅は、大きなかばんを抱えた家族連れらで混み合い、土産物店に長い列ができた。家族4人で大阪・関西万博を訪れるという宇都宮市の会社員前滝聡さん(47)は「日本で開催されるめったにない機会なので、子どもを連れて行く」。小学5年の長男(10)は「いろんな展示を見るのが楽しみ」と笑顔だった。