ニューヨーク証券取引所(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】2日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は9営業日続伸し、前日比564・47ドル高の4万1317・43ドルで取引を終えた。朝方発表された米雇用統計が堅調だったことからトランプ米政権の関税政策に伴う景気後退への懸念が和らぎ、買い注文が膨らんだ。

 米労働省が2日発表した4月の雇用統計は、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から17万7千人増と市場予想を上回る水準だった。失業率も4・2%と前月から横ばいで、景気の先行きに対する警戒感が後退した。関税を巡る米中の協議が進むとの観測も、相場を支えた。