【シドニー共同】オーストラリアで3日、下院総選挙(定数150、任期3年)の投票が始まった。アルバニージー首相が率いる中道左派の労働党と、3年ぶりの政権交代を狙うダットン自由党党首の中道右派、保守連合の戦い。物価高騰や住宅供給不足への対策が最大の争点となった。保守連合が打ち出した原発解禁の是非も問われた。
即日開票され、早ければ3日深夜(日本時間同)に大勢が判明する見通し。事前の各種世論調査では労働党が支持率で先行。ただオーストラリアは義務投票制で、無党派層の動向も結果を左右しそうだ。
労働党、保守連合とも単独で首相を出せる過半数に届くかどうかは微妙な情勢だ。