憲法記念日に合わせ実施された東京・渋谷での若者アンケート=3日午前

 憲法記念日の3日、日本平和委員会が東京・渋谷で、若い世代を対象にアンケートを実施した。10、20代を中心に103人が回答。「5月3日は何の日か」という質問に答えられた人は30・1%にとどまり、誤答か無回答が69・9%だった。

 憲法の在り方を聞く質問では64・1%が「分からない」と回答。「変えるべき」とした人は、どちらかといえばを含め計22・3%。一方で「変えるべきではない」は、どちらかといえばを含め計13・6%だった。

 戦争放棄をうたった9条については計46・6%が変えるべきでないとの認識を示した。理由には「武力は何も生まない」「これによって平和が保たれている」との記述が並んだ。変えるべきだと答えたのは計14・6%。理由に「自衛隊の武力行使を明確にすべき」などを挙げた。

 回答した千葉市の高校3年の女子生徒(18)は「憲法はよく知らないが(国際情勢悪化の)ニュースを見ると『戦争が起こるかもしれない』と家族と心配している」と語った。