【ワシントン共同】トランプ米大統領は2日、NBCテレビのインタビューで、短期的には景気後退に陥ってもいいか問われたのに対し、否定せずに「全ては順調だ。これは移行期間で、(長期的には)素晴らしい成果を上げようとしている」と語った。高関税政策で強まる経済への悪影響懸念の打ち消しを狙ったとみられる。
4月30日発表の1〜3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は、年率換算で前期比0・3%減となり、3年ぶりのマイナス成長だった。GDP算定の上で押し下げとなる輸入が関税強化前の駆け込み需要で増えたほか、個人消費が急失速し、米経済の停滞を指摘する声が上がっていた。