投票所で順番を待つ有権者=3日、シンガポール(共同)

 【シンガポール共同】シンガポールで3日、議会(一院制、定数97)総選挙が実施された。選管のサンプル集計によると、1965年の独立以来、一党支配を続けてきた与党、人民行動党(PAP)が半数以上の選挙区で優勢とみられ、勝利が確実となった。ローレンス・ウォン首相が昨年5月に就任してから初の総選挙で、生活費高騰への対策などが争点だった。

 前回2020年の総選挙では野党が過去最多の10議席を獲得し、PAPの得票率は61・2%と近年では過去最低に近かった。野党がどれだけ支持を拡大できるかが注目されていた。