学校での講話を終え、取材に応じる金本弘さん(左)と浜住治郎さん=2日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】ノーベル平和賞を昨年受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の2人が2日、米ニューヨークの学校を訪れ、広島原爆で父を亡くした胎内被爆者の浜住治郎事務局次長(79)=東京都稲城市=は生徒への講話で「80年前、生きたくても生きられなかった人がいた。平和を大切にして生きてください」と訴えた。

 浜住さんと、広島で被爆した金本弘代表理事(80)=名古屋市=は国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委出席のため訪米中。2人が講話後、取材に応じた。

 2人や被団協によると、主に日本の中高生に当たる生徒が通う「マスターズスクール」を訪問した。