「ひろしまフラワーフェスティバル」で「花の塔」に「平和の灯」をともす広島市の松井一実市長=3日午前、広島市中区

 広島市中心部の平和記念公園や平和大通りを花で飾り、市民らがパフォーマンスを披露する「ひろしまフラワーフェスティバル」が3日、開幕した。晴れ渡る空の下、被爆80年となる広島の地が花で彩られ、にぎわった。5日まで。

 平和記念公園南側には、カーネーションやペチュニアなど約8千鉢を並べた高さ8メートルの「花の塔」が設置された。広島市の松井一実市長が、公園内で燃え続ける「平和の灯」を塔の先端に点火した。

 実行委員会によると、今回で48回目。市民ら約7千人が平和大通りをパレード。華やかな衣装を身にまとい、バトンや吹奏楽を披露した。3日間で180万人程度の来場を見込んでいる。