埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は3日、70代の男性運転手とみられる遺体の発見を受け、現場近くの道路に献花台を設置した。近隣住民ら多くの人が訪れ、花や飲み物を供えた。
近くに住む石井美由さん(31)は「寒い時期の事故で、男性は不安だったと思う。二度と起きてほしくない」と話し、幼稚園児の娘2人と花束を手向けた。同県越谷市の団体職員鈴木章太さん(41)は「ずっと救出されないか気になっていた。あまりにいたたまれない」と声を落とした。
事故は1月28日に発生。今月2日、陥没現場から約30メートル下流の下水道管内に残された運転席部分から遺体が見つかった。