沖縄県・尖閣諸島周辺で中国海警局の船から飛び立ったヘリコプター=3日午後(海上保安庁提供)
 沖縄県・尖閣諸島

 3日午後0時20分ごろから、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船4隻が相次いで侵入し、その後、うち1隻からヘリコプター1機が飛び立ち領空に入った。約15分後、領空の外側に退去した。第11管区海上保安本部(那覇)が詳しい状況を調べている。

 11管によると、4隻は午後1時ごろまでに、領海外側にある接続水域に出たことを海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは4月7日以来で、今年11日目。

 4隻はいずれも機関砲を搭載。領海から出るよう巡視船が要求した。接続水域を含め、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは166日連続。