草むらを棒で突きツチノコ捜索に汗を流す親子ら=加茂郡東白川村神土

 幻の生物ツチノコを探す岐阜県加茂郡東白川村の一大イベント「第33回つちのこフェスタ2025」が3日、同村神土の中川原水辺公園などで開催された。参加した親子らが捕獲懸賞金133万円を懸け捜索に励んだ。

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 村や商工会などでつくる実行委員会が主催。フェスタは1989年に始まり、当初100万円だった捕獲懸賞金は、毎年1万円ずつ上乗せされている。全国各地からロマンを求めて多くの来訪者があり、今年は村の人口約2千人を超える約2500人が訪れた。

 「つちのこ本気捜索」は、定員800人分が事前受け付け初日に完売する人気ぶり。参加者は山の斜面で約1時間、棒で草むらを突いて懸命に探した。捕獲はなかったが、地元産米などと交換できるツチノコ形プレートが発見されると「あったぞ」と歓声が上がった。親子4人で捜索に汗を流した女性(35)=瑞浪市=は「子どもたちも大人もワクワクして楽しめた」と話した。

 ヒノキチップを敷き詰めたプールでツチノコの焼き印メダルを探す宝探しや、ツチノコのイラストを探すスマートフォンを使ったスタンプラリーなども行われた。