上皇さま(91)は6日、心臓の精密な検査を受けるため、東大病院(東京都文京区)に入院された。4月中旬の定期検診などから、心筋虚血の可能性が高いと診断されていた。入院期間について、宮内庁は検査結果次第としている。入院は2012年の心臓の冠動脈バイパス手術以来。
上皇さまは午後3時ごろ、上皇后美智子さまに付き添われ、車で東大病院に入った。
宮内庁によると、上皇さまは4月中旬、宮内庁病院で受けた検診で、冠動脈から心臓の筋肉への血流が不十分になる「心筋虚血」が疑われる所見がみられた。その後、住まいの仙洞御所で再検査をし、医師団が5月4日に心筋虚血の可能性が高いと診断した。