本拠地ドジャースタジアムでプレーするドジャース・大谷。日本でおなじみの企業の広告が目につく=4月、ロサンゼルス(共同)

 【ロサンゼルス共同】米大リーグのドジャースが本拠地とするロサンゼルスのドジャースタジアムで球場の「日本色」が深まっている。13日(日本時間14日)からは9連戦の予定。大谷翔平、山本由伸両選手が昨年加入して以降、球団は日本企業と提携を続々と発表した。売店では日本発祥の飲食物が人気を集め、外野に看板広告がずらりと並ぶ。日本人ファンの姿も目立ち、大盛況だ。

 大分県の焼酎メーカー「二階堂酒造」は2月に球団とパートナーシップ契約を結び、今季から売店で焼酎を炭酸水で割った「二階堂焼酎ハイボール」の販売を開始。昨年米国に進出した同社で海外事業を担当する正池有希子さんは「米国で焼酎の認知度はまだ高くないが、想像を超えるレベルで売れている」と話す。

 「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」と銘打たれた4月28日の試合前には無料の試飲会を行った。評判は上々で初めて飲んだというアマンダ・ナマさんは「苦みがなく、後味がすっきりしている」と気に入った様子だった。今後も月に1回程度試飲会を開く予定だ。