記者会見する安野貴博氏=8日午後、東京都港区

 昨年夏の東京都知事選で得票5位だった人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏(34)は8日、東京都内で記者会見し、夏の参院選比例代表に立候補すると表明した。自身を代表とする政治団体「チームみらい」を設立して比例と選挙区を合わせ10人以上の候補者を擁立するとした。複数議席獲得と国政政党化を目指す。

 デジタル政策の立案に携わってきた経験を基に「テクノロジーで日本を良くするための最善の道は、自ら国会議員として永田町に入ることだ」と述べた。多様な声をAIで解析する「ブロードリスニング」と呼ばれる手法を活用し、公約を作成するという。