【ベルリン共同】ドイツの情報機関、連邦憲法擁護庁は、極右団体に認定した政党「ドイツのための選択肢(AfD)」について、AfDが認定の差し止めを求める仮処分を申し立てた行政裁判所の決定が出るまで、極右だと公に位置付けることを一時停止した。西部ケルンの行政裁が8日、発表した。AfDは今年2月の総選挙で第2党に躍進した。
行政裁によると8日の訴訟手続きで、憲法擁護庁は行政裁の決定が出るまでAfDを極右に分類しないと表明。地元メディアによると、監視の強化などもしないが、極右と認定した判断を撤回するわけではないという。