9日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台後半で取引された。
午前10時現在は前日比1円38銭円安ドル高の1ドル=145円69〜71銭。ユーロは52銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円55〜60銭。
米英両政府が貿易交渉で合意したと発表したことで、トランプ米政権の関税政策に対する投資家のリスク回避姿勢が後退した。比較的安全な資産とされる円を売りドルを買う動きが優勢となった。市場では「この先の関税交渉について楽観的な見方が出ているが、難航する可能性はまだ残っている」(外為ブローカー)との声があった。