【北京共同】北朝鮮メディアは9日、金正恩朝鮮労働党総書記が8日に東部の軍部隊で短距離弾道ミサイル「KN23」や超大型放射砲(多連装ロケット砲)の発射訓練を指導したと報じた。いずれも核弾頭の搭載を想定した反撃用の訓練で、在韓米軍などを標的にしているとみられる。
北朝鮮は核攻撃までの工程をまとめた手順を「核の引き金」と称している。金氏は昨年4月にも同種の訓練を指導しており、核兵器の運用を定期的に習熟させているもようだ。
北朝鮮メディアによると、軍部隊はミサイルなどを各種の敵の対象物に向けて同時、散発的に発射。「核の危機」に対する迅速な指揮と部隊動員の流れを確認した。