スーパーの店頭に並ぶ備蓄米入りのブレンド米=3月、東京都内(画像の一部を加工しています)

 米穀安定供給確保支援機構は9日、向こう3カ月のコメ価格の見通しを示す指数の4月調査結果を発表した。「高くなる」「やや高くなる」とした取引関係者の回答の割合が増加し、指数は前月比4ポイント増の59だった。政府は3月中旬以降、備蓄米の放出を順次進めているが、関係者の間では先高観が強まった形だ。

 指数は全国の生産者や小売業者などを対象に調査して算出している。調査には131業者・団体が回答した。