経済産業省は9日、生成人工知能(AI)を活用した優れたアプリケーションやサービスの開発を競うコンテストの応募受付を始めたと発表した。賞金総額は約8億円。法人のほか、裾野を広げるため個人でも参加できる部門を設けた。世界からの出遅れを指摘される生成AI開発の強化を図る。
同省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する。生成AIを使った「熟練工の技術再現」や「特許庁での特許審査の効率化」といった3部門で募集し、専門家が革新性や独自性などを審査。各部門の1位には5千万〜1億円を贈る。
熟練工の技術再現など一部のテーマでは、国産モデルの生成AIを活用するよう求める。