9日、スイス・ジュネーブで、ケラーズッター大統領(中央)と握手するベセント米財務長官(FDFA/Keystone,Martial Trezzini提供・共同)

 【ジュネーブ共同】スイスのパルムラン経済相は9日、米中貿易協議が開かれる西部ジュネーブで記者会見し「(米中が)話し合う間は関税が停止される可能性もある」との認識を示した。ケラーズッター大統領はジュネーブで米中両国の代表団とそれぞれ会談し「建設的で友好的だった」と述べた。

 パルムラン氏は、仲介役としてのスイスの役割を強調し「二つの大国が対話に至れば、世界全体にとっての利益となる」と話した。

 ケラーズッター氏は米国との会談で、対等な立場での貿易関係を要請。1〜2週間以内に双方が提案をすることで合意したと明らかにした。貿易協議でいち早く米国と合意した英国に続くことに意欲を示した。